cardinfo
はシステムにある全ての PCMCIA ソケットの現在の設定を表示する。
各カードについて、カードの名前・状態・使っている I/O ポートと割り込み・
カードに割り当てられている全てのデバイス名、が表示される。
それぞれのソケットごとに、
ソケットの状態を操作するためのメニューも用意されている。
ソケットの状態には状態フラグが短縮形で表示される。
CD
フラグはそのソケットにカードが挿入されていることを示し、
Vcc
フラグはソケットに電力が供給されていることを示す。
Vpp
フラグはプログラミングパワーサプライ (programming power supply)
がアクティブであることを示す。
WP
フラグはカードが書きこみ禁止であることを示す。
ソケット状態の下に示されているのは、
カード状態の変更イベントのログである。
記録される状態変化は、カードの挿入と脱着・
ユーザーからの挿入/脱着リクエスト・
サスペンド/レジューム・ソケットのリセット、である。
ソケット表示の下にあるリセットボタンを押すと、
cardmgr
に SIGHUP シグナルが送られ、
全てのソケットが始めから再初期化される。
cardinfo
は PCMCIA ソケットにアクセスするために
一時的なデバイスファイルを作成するので
root に setuid されている。
通常のユーザーはソケット制御機能を使うことができないようになっている。