chfn は、ユーザのフルネーム・オフィスの部屋番号・内線番号・
自宅の電話番号といったアカウント情報を変更する。
この情報は finger(1) のようなプログラムによって表示される。
一般ユーザは自分自身のアカウント情報のみを変更できる。
スーパーユーザは全てのアカウントに対して情報を変更できる。
また -o オプションを用いて
GECOS 欄の未定義部分を変更できるのもスーパーユーザだけである。
各フィールドに書く内容に関する制限は、
コントロール文字・コンマ・コロン・等号を含んでいてはならない、
ということのみである。
other 欄に対してはこの制限はないので、
他のアプリケーションが用いるアカウンティング情報の記録に利用される。
いずれのオプションも指定されないと
chfn は対話的に動作する。
全ての欄に対して各々現在の設定値を表示し、新しい値の入力を促す。
新しい値を設定する場合はそれを入力し、
現在の値を使うなら空行のままリターンキーを押せばよい。
現在の値は [ ] 記号の間に表示される。
オプションを指定しなかった場合、
chfn は現在のユーザアカウントに対して動作する。