chgrp

ファイルのグループ所有権を変更する

chgrp - ファイルのグループ所有権を変更する
chgrp [ options ] group file...
POSIX オプション: [-R]
GNU オプション (簡略形式): [-cfvR] [--dereference] [--reference=file] [--help] [--version] [--]
chgrp コマンドは指定されたそれぞれの file のグループ所有権を group に変更する。 その指定方法としてグループ名、数値でのグループ ID、もしくは 参照用のファイルを使うことができる。
-R
ディレクトリやそこに含まれるもののグループ所有権を再帰的に変更する。 (エラーが起こっても処理を続ける。)
-c, --changes
実際にグループの変更があった file それぞれについての動作を詳細に表示する。
--dereference
シンボリックリンク自身ではなく、それが指している先を変更する。これがデフォルトである。
-f, --silent, --quiet
グループを変更できなかったファイルについてのエラーメッセージを出力しない。
-h, --no-dereference
指している先ではなく、シンボリックリンクそれ自身を変更する。 lchown (2) システムコールが提供されていない場合、chown は失敗する。 再帰的に辿っているときにシンボリックリンクが見つかり、 かつ --verbose が指定されていない場合、 エラーメッセージは表示されない。
-v, --verbose
全ての file について変更した (もしくはしなかった) という動作を詳細に表示する。
-R, --recursive
ディレクトリやそこに含まれるもののグループ所有権を再帰的に変更する。
--reference=file
指定されたファイルとディレクトリを file と同じグループに変更する。
--help
標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。
--version
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。
--
オプションリストを終了する。
変数 LANG, LC_ALL, LC_CTYPE, LC_MESSAGES が通常の意味を持つ。
POSIX 1003.2 では -R オプションのみを必要としている。 その他のオプションを使用すると互換性がないかもしれない。
chown(2) が set-uid, set-gid のビットをリセットするようなシステムにおいても、 これらは保存される。
このページでは fileutils-4.1 パッケージでの chgrp コマンドについて説明している。 その他のバージョンでは少し違いがあるかもしれない。 修正や追加は aeb@cwi.nl, aw@mail1.bet1.puv.fi, ragnar@ragnar-hojland.com 宛てにメールで連絡してほしい。 プログラムのバグについては bug-fileutils@gnu.org へ報告してほしい。