このマニュアルはGNU版
chown
コマンドについての記述である。
chown
コマンドは、指定されたそれぞれのファイルのユーザおよびグループ、
もしくはいずれかの所有権を、オプションではない最初の引数に従って、
以下のように変更する。
ユーザ名 (もしくは数値の user ID) のみを指定した場合、
それぞれのファイルの所有者は指定したユーザになり、グループは変わらない。
ユーザ名に続けてコロンもしくはドットとグループ名 (もしくは数値の group ID) を
間にスペースを入れずに指定した場合、同じようにそれらのファイルのグループ所有権
も指定したグループに変わる。
ユーザ名に続いてコロンもしくはドットがあるのにグループ名が無い場合、
ファイルの所有権はそのユーザになり、
ファイルのグループはそのユーザのログイングループに変更される。
コロンもしくはドットとグループは指定されているがユーザ名が無い場合、
ファイルのグループのみが変更される。
この場合、
chown
コマンドは
chgrp
コマンドと同じ働きをする。