ホスト名の前に指定できるオプションは沢山あります。これらのオプションの
ほとんどはドメインデータベースを保守しているスタッフにのみ意味のあるも
のです。
-tag -width Fl
Fl a
all
の意。
これは
Fl v Fl t Cm any
と同じです。
Fl c Ar class
非インターネットデータを検索する
class
。
Fl d
デバッグモードとなります。ネットワークトランザクションが詳細に表示されます。
Fl l
完全なドメインのリストを表示します。例えば
Ic host -l rutgers.edu
を実行すると、rutgers.edu ドメインのすべてのホストのリストを表示します。
Fl t
オプションを使うことによって表示する情報にフィルタをかけることがで
きます。デフォルトでは PTR と NS レコードを含んだアドレス情報が表示さ
れます。
Ic host -l -v -t any rutgers.edu
このコマンドでは rutgers.edu の完全なゾーンデータを正式なマスタファイル
の形式でダウンロードします。(しかし不思議な理由により SOA レコードは 2
回リストされます。)
注:
Fl l
フラグは完全なゾーン転送を行なった後、
要求した情報をフィルタリングするように実装されています。このコマンドは
絶対に必要な時に限って使うべきです。
Fl r
再帰的な問い合わせを行ないません。これは
ネームサーバがそのサーバ自身のデータベースに所持しているデータのみを返すこ
とを意味します。サーバは他のサーバに情報の問い合わせを行ないません。
Fl d
デバッグを有効にします。
ネットワークトランザクションの詳細が表示されます。
Fl s
署名から親の鍵を追跡します (DNSSEC)。
Fl t Ar querytype
特定の
querytype
の情報の検索を指定することができます。
引数は
named 8
の man ページにおいて定義されています。現在サポートされ
ているタイプには以下のものが含まれます:
Cm a ,
Cm ns ,
Cm md ,
Cm mf ,
Cm cname ,
Cm soa ,
Cm mb ,
Cm mg ,
Cm mr ,
Cm null ,
Cm wks ,
Cm ptr ,
Cm hinfo ,
Cm minfo ,
Cm mx ,
Cm uinfo ,
Cm uid ,
Cm gid ,
Cm unspec
さらに、ワイルドカード (これは
Cm any
か
Cm *
として指定されます) があり、上記のすべてのタイプを指定するためにつかいます。
タイプは小文字で指定しなければなりません。
デフォルトでは最初に
Cm a
が検索され、次に
Cm mx
が検索されます。ただし、verbose オプションが指定されていると、デフォルトでは
Cm a
のみの検索を行ないます。オプション
Fl t
は
host
が返す情報にフィルタをかけるのに特に有効です。
それ以上の情報は下記の
Fl l
オプションの説明を参照してください。
Fl a
すべて
。
Fl v Fl t Cm any
と同じです。
Fl l
完全なドメインを列挙します。例えば
Ic host -l rutgers.edu
は、rutgers.edu domain 内のすべてのホストを列挙します。
Fl t
オプションを使用して、どの情報を表示するかを、意図通りフィルタ可能です。
デフォルトは、アドレス情報と PTR と NS レコードです。
コマンド
Ic host -l -v -t any rutgers.edu
は、rutgers.edu に対するゾーンデータの完全なダウンロードを、
公式なマスタファイル書式で与えます
(しかしながら、不可解な理由で、SOA レコードは 2 度表示されます)。
注:
Fl l
の実装は、完全なゾーン転送を行い、
これに対して要求した情報をフィルタアウトすることで行われます。
このコマンドの使用は、本当に必要な場合に限るべきです。