last
は/var/log/wtmpファイル(もしくは-fオプションを用いて
指定したファイル)を時間の流れとは逆方向に検索して行き、
そのファイルが作られて以来ログイン(及びログアウト)した全ての
ユーザのリストを表示する。
ユーザ名及びttyの名前を引数として与える事もできる。
その場合は引数と一致したエントリーのみを表示する。
ttyの名前は簡略化する事が出来る。
例えば、last 0はlast tty0とするのと同じである。
lastは
\s-2SIGINT\s0シグナル(インタラプト・キー(通常はcontrol-C)を押すと発生する)
もしくは
\s-2SIGQUIT\s0シグナル(quitキー(通常はcontrol-\)を押すと発生する)
を受け取ると、
いつの分まで検索したかを表示し、
\s-2SIGINT\s0シグナルの場合はプログラムを終了する。
システムをリブートすると、
疑似的なユーザrebootがログインしたものとして
/var/log/wtmpファイルに記録が残される。
従って、last rebootとすると、ログファイル生成以後全ての
リブートのログが表示される。
lastb は、デフォルトでは不正なログインを記録する
/var/log/btmpファイルのログを表示するということ以外は
lastと同じである。