ファイルを 8 進数 (または他の形式) で出力する
FILE
それぞれの内容を明確な形式で標準出力に書き出す。
FILE
が 1 つも与えられないと標準入力から読み込む。また
FILE
が
` - '
だった場合には、そのファイルには標準入力が用いられる。
-j BYTES, --skip-bytes=BYTES
BYTES
分をスキップする。
BYTES
が
` 0x ' または ` 0X '
で始まる場合は 16 進数と解釈される。これ以外で先頭が
` 0 '
の場合は 8 進数、それ以外は 10 進数と解釈される。
` b '
を後置すると
BYTES
は 512 倍、
` k '
なら 1024 倍、
` m '
なら 1048576 倍される。
-s [LENGTH], --strings[=LENGTH]
LENGTH
の連続した ASCII グラフィック (フォーマット) 文字で、
null (ゼロ) バイトによって終端されているものである。
LENGTH
が省略された場合のデフォルトは 3。
短縮形式 -s は推奨されない。
-t TYPE, --format=TYPE
TYPE
は文字列で、以下のタイプ指定文字からなる。1 つの
TYPE
文字列中に複数のタイプ指定文字を書いたり、このオプションを複数回用いると、
od
は指定文字 1 つにつき 1 行の出力行を書き出す。
行の出力順は指定文字の順番になる。
a
c
d
f
o
u
x
C
S
I
L
F
D
L
-v, --output-duplicates
-w[WIDTH], --width[=WIDTH]
WIDTH
バイトの入力を表示する。
これは出力タイプに指定した各サイズの公倍数でなければならない。
WIDTH
が省略された場合のデフォルトは 32。
このオプションが指定されなかった場合のデフォルトは 16。
短縮形式 -w は推奨されない。
-A RADIX, --address-radix=RADIX
RADIX
として指定できるのは以下のうちのどれか:
d
o
x
n
-N BYTES, --read-bytes=BYTES
BYTES
に達するまでしか表示しない。
BYTES
で前置・後置される文字は
-j
オプションと同様に解釈される。
--help
--version
-a
-b
-c
-d
-f
-h
-i
-l
-o
-x
-C, --traditional
OFFSET
は 8 進数と解釈され、
整形・出力する前にスキップする入力ファイルのバイト数を示す。
小数点を付加すると、
OFFSET
は 10 進数とみなされる。
10 進の指定がなく、
offset
が `0x' または `0X' で始まる場合は 16 進数と解釈される。
`b' が後置されると
offset
を 512 倍したバイト分がスキップされる。
LABEL
引き数も
OFFSET
のように解釈されるが、これはスタート地点の擬似アドレスを指定する。
擬似アドレスは通常のアドレスの後に括弧付きで表示される。