ワークファイルの後片付け
file
について
rcsclean
は、ワークファイルとそれに対応する \*r ファイルに格納されている
リビジョンとを比較します。
違いが見つかった場合には何もしません。
違いが無い場合、
-u
オプションが指定されていたら、まずそのリビジョンのロックを
解除します。
そして、
ワークファイルが書き込み可能でなくそのリビジョンがロックされて
いないなら、ワークファイルを消去します。
rcsclean
は、実行した処理の内容を
rcs -u
や
rm -f
コマンドを使って表現し、標準出力に表示します。
file
を指定しなかった場合、カレントディレクトリにあるすべての
ワークファイルを処理対象にします。
\*r の拡張子を持つパス名は、\*r ファイルを表しています。
その他のファイルはワークファイルを意味します。
ファイル名については、
ci (1)
で詳しく説明されています。
ワークファイルと比較するリビジョン番号は、
-n ,
-q ,
-r ,
-u
オプションのいずれかで指定することができます。
リビジョン番号を指定せず、
-u
オプションが指定されていて、呼び出したユーザがロックしたリビジョンが
一つだけ存在すれば、
rcsclean
はそのリビジョンを使用します。
それ以外の場合には、
rcsclean
はデフォルト枝 (普通は幹) の最新リビジョンを使用します。
rcsclean
を Makefile の中の
clean
ターゲットで用いると便利です。
rcsdiff (1)
(差分の表示)
や、
ci (1)
(ワークファイルに変更が無い時、チェックインするかどうか確認する)
のマニュアルも参照して下さい。
-k subst
subst
で指定した方式でキーワード置換を行います。詳しくは
co (1)
を参照して下さい。
-n [\f2rev]
-q [\f2rev]
-r [\f2rev]
-T
-u [\f2rev]
-V
-V n
-x suffixes
suffixes
を \*r ファイル拡張子として指定します。
詳細は
ci (1)
を参照してください。
-z zone
zone
を使用します。
詳細は
co (1)
を参照して下さい。
\s-1RCSINIT\s0
Software\*-Practice & Experience
15 ,
7 (July 1985), 637-654.
file
を指定しなければなりません。