ブール値のオプション (on または off) では、
デフォルトは on である。
簡単に表すため、
black, red, green, yellow,
blue, magenta, cyan, white
を以下では 8-color とする。
8-color と grey と
bright red, bright green, bright yellow,
bright blue, bright magenta, bright cyan, bright white
を 16-color とする。
様々な色オプションが、少なくとも仮想コンソールでは、独立に設定できる。
しかし、マルチモード (例えば、
-underline や -half-bright )
の設定の結果は、ハードウェア依存である。
-term terminal_name
-
環境変数 TERM を上書きする。
-
-reset
-
端末リセット文字列を表示する。
通常は、端末をパワーオンの状態にリセットする。
-
-initialize
-
端末の初期化文字列を表示する。
通常は、端末のレンダリングオプションを設定し、
その他の属性をデフォルト値に設定する。
-
-cursor [ on | off ]
-
端末のカーソルを on または off にする。
-
-repeat [ on | off ] (仮想コンソールのみ)
-
キーボードリピートを on または off にする。
-
-appcursorkeys [ on | off ] (仮想コンソールのみ)
-
カーソルキーアプリケーションモードを on または off に設定する。
on の場合、ESC [ A, ESC [ B などではなく、
ESC O A, ESC O B などがカーソルキーとして送信される。
vi ユーザーに対してこれがどのような問題を引き起こすかについては、
Text-Terminal-HOWTO の vi とカーソルキー のセクションを参照すること。
-
-linewrap [ on | off ] (仮想コンソールのみ)
-
自動的な行の折り返しを on または off にする。
-
-default
-
端末のレンダリングオプションをデフォルトの値に設定する。
-
-foreground 8-color|default (仮想コンソールのみ)
-
テキストの前景色を設定する。
-
-background 8-color|default (仮想コンソールのみ)
-
テキストの背景色を設定する。
-
-ulcolor 16-color (仮想コンソールのみ)
-
下線文字の色を設定する。
-
-hbcolor 16-color (仮想コンソールのみ)
-
半輝度文字の色を設定する。
-
-inversescreen [ on | off ] (仮想コンソールのみ)
-
スクリーンの色を反転させる。
前景色と背景色を入れ換える。
同様にして、下線文字と半輝度文字も色を反転する。
-
-bold [ on | off ]
-
太字 (高輝度) モードを on または off にする。
仮想コンソールの場合は例外であるが、
-bold off により (太字・半輝度・点滅・反転といった)
全ての属性が off にされる。
-
-half-bright [ on | off ]
-
薄暗色 (半輝度) モードを on または off にする
(-hbcolor を参照すること)。
仮想コンソールの場合は例外であるが、
-half-bright off により (太字・半輝度・点滅・反転といった)
全ての属性が off にされる。
-
-blink [ on | off ]
-
点滅モードを on または off にする。
仮想コンソールの場合は例外であるが、
-blink off により (太字・半輝度・点滅・反転といった)
全ての属性が off にされる。
-
-reverse [ on | off ]
-
反転モードを on または off にする。
仮想コンソールの場合は例外であるが、
-reverse off により (太字・半輝度・点滅・反転といった)
全ての属性が off にされる。
-
-underline [ on | off ]
-
下線モードを on または off にする (-ulcolor を参照すること)。
-
-store (仮想コンソールのみ)
-
端末の現在のレンダリングオプション (前景色と背景色) を、
デフォルトにリセットする際に使用される値として保存する。
-
-clear [ all ]
-
clear (1)
と同じように、スクリーンをクリアしてカーソルをホームポジションに移動する。
-
-clear rest
-
現在のカーソル位置からスクリーンの最下行までをクリアする。
-
-tabs [tab1 tab2 tab3 ...] (仮想コンソールのみ)
-
指定された水平方向のカーソル位置にタブストップを設定する。
範囲は 1 〜 160 である。
引き数が指定されない場合、現在のタブストップの設定を表示する。
-
-clrtabs [tab1 tab2 tab3 ...] (仮想コンソールのみ)
-
指定された水平方向のカーソル位置のタブストップを解除する。
範囲は 1 〜 160 である。
引き数が指定されない場合、全てのタブストップを解除する。
-
-regtabs [1-160] (仮想コンソールのみ)
-
全てのタブストップを解除し、通常のタブストップパターンを設定する。
指定した数値の位置ごとにタブが置かれる。
引き数が指定されない場合、デフォルトは 8 である。
-
-blank [0-60] (仮想コンソールのみ)
-
(APM が使用できる場合に) スクリーンが自動的に消灯されるまでの
無活動時間を分単位で指定する。
引き数が指定されない場合、デフォルトは 0 である
(コンソールの消灯は無効である)。
-
-dump [1-NR_CONS]
-
指定された仮想コンソールのスナップショットを (属性とともに)
-file オプションで指定されたファイルに書き込む。
ファイルの内容は上書きされる。
デフォルトのファイルは screen.dump である。
引き数が指定されない場合、現在の仮想コンソールをダンプする。
-append より優先される。
-
-append [1-NR_CONS]
-
-dump と似ているが、スナップショットファイルを上書きせずに追加する。
-dump オプションが指定されていない場合にのみ機能する。
-
-file dumpfilename
-
-dump または -append オプションで使う
スナップショットファイルを同じコマンドライン上で設定する。
このオプションが指定されない場合、
デフォルトはカレントディレクトリの screen.dump である。
-
-msg [ on | off ] (仮想コンソールのみ)
-
カーネル printk() メッセージを
コンソールに送信するか否かを設定する。
-
-msglevel 1-8 (仮想コンソールのみ)
-
カーネル printk() メッセージのログ記録レベルを設定する。
ここで指定された以上の重要度である全てのメッセージが表示される。
よって、ログ記録レベル 0 は -msg on と同じ効果がある。
また、ログ記録レベル 8 では全てのカーネルメッセージを表示する。
klogd (8)
はカーネルメッセージをログに記録するための
さらに使いやすいインターフェースである。
-
-powersave on | vsync
-
モニタを VESA vsync サスペンドモードにする。
-
-powersave hsync
-
モニタを VESA hsync サスペンドモードにする。
-
-powersave powerdown
-
モニタを VESA パワーダウンモードにする。
-
-powersave [ off ]
-
モニタの VESA パワーセーブ機能を off にする。
-
-powerdown [0-60]
-
VESA パワーダウンまでの時間を分単位で設定する。
引き数が指定されない場合、デフォルトは 0 である (パワーダウンは行われない)。
この時間が経過すると、
コンソールが消灯している場合は垂直同期サスペンドモードになり、
モニタがサスペンドモードの場合はパワーダウンモードになる。
-
-blength [0-2000]
-
ベルの継続時間をミリ秒単位で設定する。
引き数が指定されない場合、デフォルトは 0 である。
-
-bfreq [freqnumber]
-
ベルの周波数をヘルツ (Hz) で指定する。
引き数が指定されない場合、デフォルトは 0 である。