ファイルのアクセス時刻と修正時刻を変更する
file
のアクセス時刻、修正時刻またはいずれかを変更する。
ref_file
の時刻を使い変更し、-t オプションを使った場合には
time
で指定した時刻に変更する。
-a
file
のアクセス時刻のみを変更する。
-c
file
を作成しない。
-m
file
の修正時刻を変更する。
-r ref_file
ref_file
で指定したファイルの時刻を使い変更する。
-t time
[[CC]YY]MMDDhhmm[.SS]CC を指定しない場合、年 CCYY は 1969-2068 の範囲となる (訳注: YY=69-99 の場合 CC=19、YY=00-68 の場合 CC=20 と見做される)。 YY を指定しない場合には、現在の年が使われる。 SS を指定しない場合、0 として見做される。 うるう秒を参照できるように 0-61 の範囲で指定できる。 結果の時刻は環境変数 TZ により指定されたタイムゾーンでの時刻となる。 結果の時刻が 1970 年 1 月 1 日以前になった場合、エラーとなる。
ugly_time
が時刻なのかファイルを指定する引き数なのかはっきりしないという不利な面がある。
-r もしくは -t オプションを指定せず、少なくても 2 つの引き数を指定し、
最初の引き数が 8 桁もしくは 10 桁の 10 進数である場合には時刻として見做す。
ugly_time
の書式は MMDDhhmm[yy] で、
yy は 69-99 の範囲で指定し 1969 年から 1999 年 を表す。
yy が指定されない場合は現在の年を表す。
file
が
-t
に対する有効な引き数で、かつ
-d ,
-r
オプションで時刻を指定していない場合、
または
-t
オプションと `--' オプションが指定されていない場合、
その引き数はファイル名としてではなく、その他のファイルの時刻として解釈される。
touch
コマンドでファイルのアクセス時間や修正時間を現在時刻に変更する場合、
実行するユーザーはファイルの所有者でなくても、
そのファイルに対する書き込みアクセス権があれば良い。
そうでない場合には、そのファイルの所有者である必要がある。
-a, --time=atime, --time=access, --time=use
-c, --no-create
-d, --date= time
time
で指定した時刻を使う。
月の名前や、タイムゾーン、`am' や `pm'、等を含めることができる。
-f
-m, --time=mtime, --time=modify
-r file , --reference= file
file
の時刻を使う。
--help
--version
--