プログラムを定期的に実行し、出力をフルスクリーンで表示する
[-dhvt] [-n <seconds>] [--differences[=cumulative]] [--help] [--interval=<seconds>] [--no-title] [--version] <command>
command
を繰り返し実行し、その出力を表示する (一画面に収まる一杯まで)。
watch
を用いると、プログラムの出力の経時変化を監視できる。
デフォルトでは、プログラムは 2 秒おきに起動される。
時間の間隔を変えたい場合は、
-n または --interval
を用いる。
-d または --differnces
フラグを指定すると、更新が行われたとき、
前回と異なっている部分をハイライト表示する。
cumulative
オプションをつけると、ハイライトが sticky になる。
すなわち、
実行が開始されてから変更があった全ての部分をハイライトで表示する。
-t または --no-title
オプションを指定すると、画面の先頭行に
時間間隔・コマンド名・現在時刻を示すヘッダが表示されず、
その後の空行も表示されない。
watch
は中断されるまで実行を続ける。
command
は sh -c に与えられる。したがって
command
を望みの通りに動作させるには、クォートを余分に用いる必要があるかもしれない。
POSIX のオプション処理が用いられる
(つまり、オプション処理は最初にオプション以外の引数が現れた時点で終了する)
ことに注意して欲しい。
つまり、
command
以降のフラグは
watch
によっては解釈されない。
--differences
によるハイライト表示は、その更新の際に全て失われる。
非印字文字はプログラム出力から取り除かれる。
これらをみたい場合は、コマンドのパイプラインのどこかで
cat -v を用いること。