ディレクトリの中身をリスト表示する
file
をリスト表示する。それから、ディレクトリである引き数について、
それぞれのディレクトリにあるリスト表示可能なすべてのファイルを表示する。
オプション以外の引き数が何もない場合、デフォルトの引き数として `.'
(現在のディレクトリ) を仮定する。
-d オプションは、ディレクトリを
ディレクトリでない引き数として扱わせるようにする。
ファイル名が `.' で始まっていなければ、そのファイルは表示される。
`.' で始まる名前のファイルでも、-a オプションが指定されていれば表示される。
それぞれのファイルリスト
(ディレクトリでないファイルのリストと
各ディレクトリ内のファイルのリスト) は、
現在のロケールにおける文字の順序に従って個別にソートされる。
-l オプションが指定された場合、
リスト中の全ファイルの合計サイズを表示する要約行が
各リストの前に付加される。
このサイズは選択されているブロックサイズを単位とする数値になる。
出力は標準出力に対して行われ、
-C オプションで複数列出力が要求されない限り、1 行に 1 エントリである。
しかし、端末に対する出力では、出力が 1 列または複数列の
どちらになるかが定められていない。
オプション -1 と -C は、
それぞれ 1 列出力と複数列出力を強制させるために使用される。
-C-F-R-a-c-d-i-l-q-r-t-u-1
-1, --format=single-column-a, --all-b, --escape, --quoting-style=escape-c-d, --directory-f-g-h, --human-readable-i, --inode-k, --kilobytes-l, --format=long, --format=verboseblocks
はディレクトリ内の全てのファイルによって使用されるディスク容量の合計である。
デフォルトでは 1024 バイトブロックが用いられるが、
この値は上書きすることができる。
計算された blocks では、それぞれのハードリンクが別個に数えられている。
これはバグだという議論もある。
sStTx--m, --format=commas-n, --numeric-uid-gid-o-p, --file-type, --indicator-style=file-type-q, --hide-control-chars-r, --reverse-s, --size-t, --sort=time-u-v, --sort=versionls -1 ls -1v bar-1.gz bar-1.gz bar-100.gz bar-2.gz bar-12.gz bar-12.gz bar-2.gz bar-100.gz foo-1.007.gz foo-1.007.gz foo-1.012b.gz foo-1.01a.gz foo-1.01a.gz foo-1.012b.gz
-w, --width colscols
文字と仮定する。
可能ならばターミナルドライバからデフォルトの値を採用する。
それが不可能な場合には、環境変数
COLUMNS
が設定されていればその値を使う。
設定されていない場合のデフォルトは 80 文字である。
-x, --format=across, --format=horizontal-A, --almost-all-B, --ignore-backups-C, --format=vertical-D, --dired
//DIRED//
BEG1 END1 BEG2 END2 ...
//SUBDIRED//
BEG1 END1 ...
//DIRED-OPTIONS// --quoting-style=WORD
-F, --classify-G, --no-group-H, --si-I, --ignore= patternpattern
(注:正規表現とは異なる) にマッチする名前のファイルはリスト表示しない。
シェルと同様に、ファイル名の先頭にある `.' は
pattern
の始めにあるワイルドカードにはマッチしない。
たとえば、
lightside:~% ls --ignore='.??*' --ignore='.[^.]' \ --ignore='#*'
-L, --dereference-N, --literal-Q, --quote-name, --quoting-style=c-R, --recursive-S, --sort=size-T, --tabsize colscols
文字分と仮定する。デフォルトは 8 文字分。
ls
は効率をよくするために出力中の可能な場所でタブを使う。
cols
がゼロの場合、タブをまったく使わない。
-U, --sort=none-X, --sort=extension--block-size=SIZE--color[= when ]when
は省略できる。
以下のいずれか 1 つを指定することもできる:
noneautoalwayswhen
に何にも指定しないのは
--color=always
と等しい。
--full-time--indicator-style=WORDnonefile-typeclassify--quoting-style\=WORDliteralshellshell-alwayscescapelocaleclocale--show-control-chars--time=atime, --time=access--time=ctime, --time=status, --time=use--help--version--優先順位:kMGTPEZY