ファイルへのリンクを作成する
source... directory
source
ファイルで指示されたそれぞれに対するリンクを作る。
その名前は (一番最後におかれた)
source
ファイルの名前と同じ名前を持つ。
(以下の
--no-dereference
オプションの説明を参照)
bu 引き数にファイルが2つ指定された場合、
source
を指す
dest
という名前のリンクが作成される。
最後の引き数がディレクトリでは無いのに、2 つ以上のファイルが指定された
場合はエラーとなる。
特に指定がないと、
ln
コマンドは存在しているファイルや、シンボリックリンクの削除はできない。
(そのため、ロックの目的で使うことができる:
dest
が存在しない場合のみ正常終了する)
-f オプションを指定することで強制的に削除することができる。
今ある実装では、ディレクトリへのハードリンクの作成ができる場合でも、
スーパーユーザーにのみ許される操作としている。
link (2)
システムコールや
ln
コマンドでのディレクトリへのハードリンクの作成を POSIX では禁止している。
(しかし異種のファイルシステムをまたがったハードリンクは禁止していない。)
-f
-d, -F, --directory
-f, --force
-i, --interactive
-n, --no-dereference
-s, --symbolic
--target-directory= DIR
-v, --verbose
-b, --backup[= METHOD ]
-S SUFFIX , --suffix= SUFFIX
SUFFIX
をバックアップファイルそれぞれに付け加える。
このオプションが指定されていない場合、環境変数
SIMPLE_BACKUP_SUFFIX
に設定されている値が使われる。
SIMPLE_BACKUP_SUFFIX
が設定されていない場合、デフォルトは `~' である。
-V METHOD , --version-control= METHOD
METHOD
引き数として `numbered' (または `t')、`existing' (または `nil')、
`never' (または `simple') を指定できる。
このオプションが指定されていない場合、環境変数
VERSION_CONTROL
の値が使われる。
VERSION_CONTROL
が設定されていない場合、デフォルトのバックアップタイプは `existing' である。
このオプションは Emacs 変数の `version-control' に対応している。
有効な
METHOD
は (他と重複しない短縮形が使える):
t , numbered
nil , existing
never , simple
--help
--version
--